コミュニティビジネスは、地域に根ざしたビジネス。 九州の新しい時代は、ここから始まります。
title
CBパーフェクト検索
CBのあゆみ CB事例リンク集 Q&A サイトマップ
CB最前線 About us What's CB? CB支援情報 研究・アドバイザー情報 CBなんでも広場 CBマーケット
HOME> CB団体

社会福祉法人 福岡ひかり福祉会 ひかり作業所分場工房 陶友

陶友は、自分たちが大好きな陶芸の道で生きていくためのアトリエであり、障害者と地域を結ぶステーションでもあるのです。


活動分野事業形態:社会福祉法人 
事業分野:福祉・医療活動型 雇用創出・就労促進型 
活動地域(県市町村名): 福岡市周辺
指標:変革性・独自性・市民性・事業性・地域性・地域貢献性
住所:福岡市中央区地行1−15−18
TEL:092−771−5517(FAX)
e-mail:koubou-touyu@mrh.biglobe.ne.jp
URL: http://www.joho-fukuoka.or.jp/kigyo/sawasyo/7_Sisetu/hikari.html
設立年月日:1992年4月1日
代表者: 大脇 友弘
事業主の人数: 1
活動スタッフ数:有給  5 名
設立時の協力者(サポーター)の有無:たくさん有り
協力者の詳細:不特定多数の市民、障害者の家族、友人
設立時の資金調達について:募金やバザーで資金つくり
設立時の人数:職員1名、仲間5名(障害者)

 

 



設立のきっかけ、経緯

社会福祉法人に勤めていた大脇さんは障害を持っている人が定員があったり、施設の都合で色々な作業に回されたり、と個人個人の希望に合った仕事がさせてあげられないということを感じていて、本来の福祉の姿はこんなものではないという強い想いが沸々と沸いてきたといいます。大脇さんは陶芸に関しては作品展で受賞した事もあるという程の腕前です。もともと福祉の施設には陶芸の作業班があり、そこから陶芸の道に入り込んだといいます。陶芸をしたいという障害者の方々も多かったので、 その希望を実現するために陶友の設立を決意したといいます。
ただ働くだけでなく、『自分が好きで選んだ陶芸の仕事をずっと続けよう』『年金とあわせて自分で暮らせる給料を』ということを目標に掲げて設立を決意したものの、資金が全く無い状態からのスタートでした。そこで、この事業の必要性とか価値に賛同してもらって、なるべく多くの人に支援してもらおう!ということであちこちで募金活動をしました。その苦労のかいあって、550万くらいの募金が集まりました。
その資金を基に、この事業に理解を示してくれたお寺の厚意により、敷地内にプレハブ小屋を建てて、職員1名、仲間5名で1992年に陶友はスタートしました。
プレハブ小屋からなんとか事業を始めた大脇さんでしたが、陶器を焼くための釜も併設されていたため、プレハブの中は蒸し風呂状態で作業環境は良いとはいえない状態でした。しかし、自分達のやりたい事だから楽しく陶芸をする事が出来ました。
そんなこんなで3年間やってきたのですが、作業環境の改善と財政問題の解決、何よりもより多くの仲間を受け止めるために、しっかりとした建物が欲しい!ということでまた募金活動を開始しました。『自分らしく生きて働きたい』という仲間達の願いは大きな共感を呼んで一年足らずで1700万円もの募金が寄せられました。
その資金と仲間達の作ったTシャツの売上・借入金などを合わせて総工費2700万円をかけて現在の陶友の建物が完成しました。

始めたころのエピソード

志は高く、想いはスッキリとしていましたが、とにかく運営のための資金を作らなければなりません。バザーをしたり、物品販売をしたり、募金をお願いしたり、物理的には本当に大変だったといいます。当時の大脇さんの給料は8万。“お願い”疲れしたこともあったそうです。

しかし、現在うまくいっているのは「やはり、これまで出合った人とのつながりを大事にしてきたから」といいます。例えば、陶友では『陶友通信』というダイレクトメールを作っているのですが、募金してくださった方々には必ず陶友通信を送るようにしています。ちゃんと自分達のしている事を支援してくれている人に報告するという事はとても大事な事だと大脇さんは言います。
そうする事で、今では、輪が輪を繋いでいき、応援団ができるなどのたくさんの人が支援者になっているのです。

活動内容
○陶器の作品の販売、Tシャツの販売、紙すきから作る絵葉書の販売


障害を持つ人とそうでない人との溝というのは、以前ほどではないが、それでもやはり、まだまだ閉鎖的なところがある。そのバリアを如何に取り除くかという事で誰でも気軽に立ち寄れる工房にしていきたいと思っている。そのために、料理人のたまご達を集めて、料理をふるまう場として、場所を提供したりして、参加者ができるだけ自然に障害を持つ世界に入れるように心掛けているといいます。
そうすることで、多くの支援者が出来ていき、陶友の仲間達がたくさんの人に出会えて、人を意識して、自分を見つめなおして、成長してくれると思っているという事です。

  1992年 プレハブからスタート(資金550万円の募金による)
  1995年 現在の陶友分場工房が完成
  1998年 和紙工房も増築


その他

■活動をはじめてよかったと思う点、思う瞬間
陶友を見にきてくれる同業者にも、『ここの人はみんないきいきとしている』とか言われるとやはり嬉しいといいます。しかし、そんな誉め言葉よりもこの取り組みを通じて色々な人に出会えるということがやはり、一番よかったなーと感じるという事です。
  
■現在の問題点
焼き物がやはりひとつひとつ違うので、パンフレットなどが作れないので、うまく広報することが出来ているとはいえない。また、食べ物と違って、物持ちが良いので、顧客を作るという事が難しい。しかし、逆にひとつひとつ違う作品ということが陶友の売りでもあるので、難しいところでもあるということです。
  
■今後の目標
収益をあげるような新たな収益部門を作って、仲間達が、年金とここでの給料で自活できるようになってもらいたい。平日は一人で過ごしたりして、週末におみやげを持って帰れるようなところまでいけたらいいな〜という事です。

■PR方法
陶友通信を定期的に発行している。(2700部)
近場に出かけては露店販売とかも少しやってたりしている。(現在、支援者の手でHPを作成中)

■主な商品(サービス)とその価格:
焼き物100円〜20000円 Tシャツ(2年に一回のみ)1600円 紙すき絵葉書200円

■特徴・こだわっている点(差別化):
作品作りにあたっては、ひとつひとつ違うところを大切にしている。強制して同じ物を作らせたりしない!

■ビジネス性のポイント(CB的なノウハウと、ターゲットポイント、外的要因):
たくさんの人に賛同してもらう為に、工房を使って様々なイベントをやっている。そうすることで陶友のファンを増やしている

■スタッフより
大脇さんという人に集まってきているような気がします。絶対に自分の為ではなく、みんなのために、みんなで楽しく生きていこうという強い気持ちをどこででも、恥ずかしがらずに、気負うことなく、話しつづけてきたいう事が現在の陶友の成功につながっているのだと思います。

 

    Copyright(C)2004 Senior World Co.,Ltd. All Rights reserved.

( (財)九州地域産業活性化センター内)
 お問合せはこちらへ:info@sw-cbway.com
最終更新日:2004.03.31 
サイト企画制作:Senior World Co.,Ltd.